オーダーシューズ コーランクールが仕上がりました

私の靴。。が届きました
 
春夏用に今回はコインローファーを作りました
一番のお気に入りは何と言っても履き具合!!

ヌメ革でアンライニングで作って頂きましたので非常にソフト
初日から完璧にフィットします
 
そしてオリジナルな意匠がいいいです

 
ヌメ革は色を簡単に自分で変える事が出来ます
 
ハンズなどで革用染料を買って筆で勇気を持って塗る!
 
10万20万の靴に勇気を持ってインクを塗る。。って・・
 
なかなか。。出来ませんかね。。
 

画像のコーランクールのパティーヌされる元は全てヌメ革です
 
ヌメ革は表面に何も塗られていないので色が直ぐに入ります
この春夏を終える頃に色を変えますので記録してご紹介予定です
 
もう一つ特徴はアンライニング+柔らかさ故に
甲や指が当たる方は店頭で一晩あれば修正できます

 

 
次回のトランクショウは7月決定しました
 
■ ■ ■ CAULAINCOUR TRUNK SHOW ■ ■ ■
 
色とデザインを楽しむ靴で好評のコーランクール トランクショウ
7月18日~23日

 


貴方だけの色気がパティーヌの本場パリから届きます


アルフォンソ シリカ 第一便はコート!!

ナポリスタイルの後継者の一人
しかしながら卓越したセンスは唯一無二の存在
  
ナポリには未だ知られていないサルトは沢山いれども
彼の美意識とデザインセンスを超える人をは居ないでしょう
 
2019年秋冬用にオーダーされた方のコートが!
 

シリカ独特の歪曲したゴージライン

ちなみに御値段。。オタコウゴザイマス。。
@527000
  
極々限られた方々の逸品です値。。。
  
  
  
この様な高級品に日々触れる事で生まれる類まれなファーストラインと
  
価格こそ世間並のセカンドラインは単に価格で物を見る多くの人にとっては
見かけこそ 「似た物」ですが
  
それは見掛け
 
物の差は実は数値でいえば1ミリ2ミリかもしれません
  
その2ミリの差こそがオリジナルと言えるのです
  
そして袖を通す事でしか伝わらない価値
  
それをより多くの方々に知って頂きたいものです


コーランクールのオーダー

昨日パリからコーランクールの靴が届きました
一部未着の方も御座いますが近々には全て到着予定です
この中から珍しい一品のご紹介です

夏の白い靴は 当たり前
貴方も私も持ってます。。

今年の春から夏にかけてのファッションのイメージは?

そのイメージに合わせてアイテムの色やデザインが考えられます

そのイメージの一つは「リラックス」です

このイメージはこのところ変わりませんね

来年も重要なテーマの一つだと思います

初夏を過ぎて夏に合う素材はやはり今年も麻です

もちろんコットンも重要ですね

それらの素材のパンツには真っ白よりもエクリュ系がお薦めです

ですが この落ち着いたベージュな色相は捜しても無い、、んです

なので 創って頂きました

コーランクールのエスプリです

目立たないところですがオーナーの美意識が垣間見えます

次回のオーダー会は7月の予定です
決まり次第ご案内させて頂きます


ハウスオーダー ROOTのセカンドラインは?

人は誰でもより良き物を求めるのは当り前です
車であれ 時計であれ 私もより良い方が欲しいです 
  
ただ・・・
 
値段が同じならば です
 
ですがこれはなかなかそうはいかないのも当たり前で。。
  
資金力次第という悲しい?現実が大きく立ちはだかります
 
 
 
当社のファーストラインは試着されると着心地に驚かれます
 
まして他店で作っていればその差はハッキリと判ります
 
100%の方が着易く綺麗と必ず言われます
 
 
 
可能ならば全てのお客様にファーストラインを着て頂きたいものです
 
 
ですが値段の差が3万から4万程度あります
 
それ位なら良い方が良いという方もいらっしゃいます
実はこの差額は品質から言えば非常に小さいと思うのですが・・
 
 
10万未満が予算の場合 この差はとても大きく感じます
 
 
日本で流通するスーツの95%以上は10万円未満と思われます
 
その多くは5,6万程度ではないでしょうか
 
 
と言う事は世間では5,6万~7,8万のスーツの着心地が標準なんですね
 
このレベルを着ている人は「着難いとの感覚は無い」と思っているはずです
 
 
何故なら それ以上の着心地を体験する場が稀だからです
 
大手量販店は全国に2000店舗程度あると思います
量販やデパートを含めて一般的な着心地は全国どこでも経験できます
 
昨今流行のオーダーショップもしかりです
5,6万の既製品から同程度のオーダーへと志向が移ってもいるようです
 
これはオーダーの裾野を広げるという意味でとても良い事
当店にとっても非常に良い事と喜んでいる所です
 
其の所為でしょうか初めて来店される方が増えました
 
そして質問を頂きます
 
>いくらくらいで出来ますか
 
やはり値段が多くの方々の入口なんですね
 
 
昨今はネットで下調べをしての来店が多いです
故にファーストラインを知って上での来店は多いです
 
始めて来店頂く多くの方にスーツの値段の話しをします
 
多くの方は値段は生地の値段で決まると思い込んでいます
 
何故なら当店以外の大半の店ではそうですから
 
>>この生地はとても良い生地ですので高いです
 
多くの店では生地の値段でしか価格は変わりません
99%のオーダーはそうだと思います
 
当店ではその辺りがかなり他店とは異なります
 
大雑把に3ラインがあります
 
この中で最も価格の安価なのがセカンドラインです
 
これは世間並の価格のラインですの何方でも楽しめます
 
しかしならが当店としてのセカンドラインです
 
その差別化されたラインは世間とどのように違うか
ここが「売り」と言う事なんです
 
ではその「ウリ」とは
 
常に良い物を触り袖を通して作るセカンドラインは
世間レベルとは異なる何かを感じて頂けるハズです
 
そして他店では不可能な「比較」を実体験して頂けます
イタリア製ハンドメイドしかりファーストラインしかり
 
着比べつつ最新のイタリアも知る事が出来ます
 
 
私共で作るセカンドラインは巷の流行的な物とは異なると自負しております


ドーメルのトニック

今年のトニックはかなり違います
織ネームも今までとは全く違いますねえ!!

 
トニック
 
ドーメルの夏の生地の代表です
 
歴史等はググって見て頂くとなるほどな話が多いです
夏の繊維 モヘアーを使う生地の王様 キング エンペラー(笑)
 
そのトニックと言えばこんな縦横の折りが均一に見える並みな生地
 
でした
 
今でも一番多く出回っている生地はこのタイプでしょうね


 
 
 

生地のハリとコシ なんて聞いた事 有りませんか
 
このドーメルのトニックはハリコシにおいて世界一です
 
>ふーん それって どんな仕上がりなん?
 
と思われますよね
 
お気に入りの方は達人の領域ですので
 
>なんで 達人??
 
。。コレは好みと言った方が正しいでしょうね
達人。。は言い過ぎですかね
 
トニックはその手触りがザラザラして且つ 硬さがあります
 
故に世の中の間違った?常識からすると高級生地ではないと思われがちです
 
ロロピアーナやゼニアの生地にはこの様な生地はありません
イタリアの会社は総じて柔らかさを追い求めたものが多いですね
  
その艶やソフトな手触りが売りですね
さわると心地よい柔らかなイタリア生地は贅沢感があります
 
カシミアやビキューナに代表される繊維の特長
それは柔らかさと上品な艶ですね
  
これが一般的高級品の常識ですね
 
この常識の反対にヂーメルのトニックは位置します
ま反対故に高級と感じて頂けない可哀そうな生地
 
それがトニックなどのモヘアー生地です。。
 
この糸はこんなに太い糸ですから硬いハズですね

 
そして トニックの致命傷?
50年間無地ばかりでしたが今年はビックリです
 
今年の新しいトニックはこんな表情です
実にいい味をしていますね

 
これは夏物の中でも当店の歴史に残る生地(笑)です。。。


良いオーダースーツを求めて40数年になります

服飾に目覚めたのが小学校6年の後半でした
中一の時には岩国の基地前のテーラーでBDを仕立てました
 
当時はインド人のテーラーが国内の米軍基地前に在ったものです
 
関東ですと横田基地前にも有ったのではと思います
「ヤンキー」相手にスーツとシャツを主に縫っていました
 
何にせ世の中にBDシャツという物が無い時代です
 
VANのシャツが広島にまだ無かった時でしたから
広島から岩国迄自転車で数度行きました
 
ドロップハンドルと呼んでいた自転車のハンドルが出始めた頃
10段ギアにビックリした時代です
 
自分で書きながら。。懐かしいイイイです・・
小悪な頃でした(笑)
 
その頃から高校生のVANの時代を経て
 
そして今に至るまで服の面白さは変わりません
着ている物も結局変わっていない気がしますね
 
今販売している服のベースに流れるマインドは普遍的です
取扱っているブランドの内面の精神性を大切にしています
 
オーダースーツをセレクトショップ内で売り始めたのも日本で最初でした
 
今から31年前にパターンオーダーを既製服の横で始めました
 
それは既製服ではどうしても好みの物が見つからない
サイズが合わない 自分の脳裏に浮かぶ服が着たい
 
無いなら作ればいいじゃないか
そんな事で始めたオーダーが今では世間の当たり前です
 
安直でお求めやすくなりマーケットも広がりいいことです
 
ですがユニクロと同様に 質 を求めるのとは違うようです
値段勝負に見えてなりませんね
 
着心地やセンスはどうと言えば生意気ですが今一つな物が多い
 
これは世の常ですからコレはこれで良いとも思います
 
価格と品質も多様な選択肢があってこそ
 
すべての方が贅沢を出来るわけではありませんから
 
当店ではイタリアと国内が同時に体験できます
 
国内では私はココが一番良いと尋ねた工房と
イタリアのファクトリーが選べます
 
この事はとても重要な事なのです
 
「常に」最新の「物」と「技術」を毎日体感しています
これこそが「常に旬と最高」を提案できる所以なのです
 
長いグダグダにお付き合い頂き有難うございました
 
本日の美人はドーメルのトニック
ですが並みじゃないトニックです
 
この美しさが判る方は通なお方かと思われます


ROOTWEB ハウスオーダー ファーストライン

今日の仕上がりはこちら
ハウスオーダーの中で最もクラシックなモデル
 
コレが当店のベースです
こちらはC様の仕上がりです 完璧です

実に美しいと思いませんか
襟のロールの美しさは格別です

 
美しく曲がりながら目に振られている袖
安いモノではノッペリとしたものが多いです

 
実はスーツの顔 特に美しい顔は着心地にも表れます
どこから見ても綺麗なスーツは非常に着易いのです
  
しかしながら画像では伝わりませんね
 
 
画像は当社で最も多く着て頂いているラインです
 
この仕上がりはC様の物ですが初めての方はサンプル試着から始まります
サンプルスーツは生地が伸びにくいツイルで作ってあります
 
このサンプルが冬のフラノ等で作ってあればもっと着易くなります
何故かといいますと冬生地は「縫い目が動き易い」からです
  
当社ではサンプルは敢えて縫い目が動きに難いツイルを使っています
 
 
このサンプルを着た時が私たちの楽しみの一つです
サンプルのスーツはツイルですので生地に伸縮性はゼロです
にも拘わらず声が出ます
 
ファーストラインは試着して頂くと驚かれます
 
>>ストレッチが良く効いていますねえ
>>凄き動きやすくて吸い付きますねぇ
 
>・・ストレッチ素材ではないんですヨ
 
>>!!!
 
>でしょ ぉぉ 
 
 
このような声の出るスーツはそうそう在るものではありません
 
 
スーツは体を締め付けるコルセットのような物!
こんな感覚を持っている人が99%ではないかと思います
 
特に今の時代はスーツ等ファッションは細めです
間違ったレベルでの細さをお求めの方も多いです
 
そうして出来上がったスーツは100%着難いハズです
 

 
その具合を受け容れている故に着難いとかの感覚は無いのかもしれません
 
>こんなもんでしょ と納得していると思われます
 
細く締め付けるスーツでもコレは正しい着心地・・
そんな風にさえ思っている方が多い気がします
  
細めだから腕が動かしにくいのは仕方がないとも
 
これは間違いです
 
当社が考えるスーツは着易さと腕の動かしやすさがあってこそ
 
 
**また後日に続けさせて下さい**


今日もTITO の仕上がりです

今年の春夏ではこのようなストライプをお薦め中です
 
既製品では無地が大半ですが
オーダーではこのようなシャレた麻が選べます
 
さてこのスーツですがナポリらしい顔ですね
この「顔」がスーツ等の特長の一つ
故に他ではなかなか出せない 味 なんです
 
顔 と一口に言いますが判る方は好き者です(笑)
判ってこそ 楽しいのですが

肩回りは単に真似れば出来るものでもありません
マスターパターンが異なるゆえです

骨格が違う顔で美容整形しても無理と言う事はご理解いただけるハズ
 
大手術をすれば似るか?
 
これも難しいのは理解頂けると思います
 
イタリア物は高いからと安い国産物やオーダーへ流れる人は多いです
感性より値段重視が世の常といいますか やはり 値段、、
 
最も多く着られる服は 数なら値段の安いユニクロ等です
当社では着心地と感性に拘る方々の為に様々なオーダーを提供します
  
他では体験できないイタリアを体験できます
お気軽に袖を通して見てくださいませ
 


TITO ALLEGRETTO ティトアレグレット 上がりました

2019年4月12日
 
当オーダーブログの本格的書き始めの日となります
 
と なんだか大袈裟な始りですが
 
本店ブログと同じく思いのままに書いて行きますので
 
お気軽にテキトウにお付き合いくださいませ

 

本日届いたK様のTITOの仕上がりがとても良いのでご紹介いたします。

 

ナポリメイドらしい臭い仕上がりがたまりません
 
TITOもこれで10数着という達人のK様
 
今回は麻のスーツとジャケットの2着です
先ずは画像をジックリと見て下さい
 
こちらは生地が独特で特に匂いがキツイ逸品ですねえ
生地は昨年の1月にイタリアの工場の奥で眠っていたものです
 
途中ですがそのイタリアの工場で羊毛から生地までの
大幅に端折った画像をどうぞ。。
 
羊の毛

コチラはブラックシープの毛

白い毛を様々な色に染めていきます

生地のデザインに寄り色糸を創ります

多くの行程の後いよいよ織機に

織りあがりました

2019年秋冬用カットサンプル
ROOTWEBで販売している既製品にも

著名ブランドのデザイナー用バンチ
翌日にはここへアルマーニの御一行が来られるとか

この数年のストック生地

この工場のヴィンテイジストックから選んだ希少な生地が少しですがまだROOTWEB店頭に御座います

70年程度前の生地で残りは2m少しありました
と言う事は現在では世界でこの1着のみという希少なジャケットに仕上がりました

今や星の数程も有ろうかというオーダーショップ
その中でこの顔を創るのは無理です
 
無理 と言い切れるのは当店もその星の数の内
と言う事を理解敷いているからです
 
99.99%の店で作られるスーツはいくら頑張っても
所詮 やはり 日本のスーツなのです
  
最近では日本の服も海外で高い評価を受けている部分もあります
 
ですが やはり 、、、、
 
100年後でも日本でフェラーリうぃ超える車は出来ないでしょう
 
それはスーツにも言える事何なのです
 
今日はここまでで続きはまた後日に