レスレストンでカルロリーバをフルオーダーで。。。

贅沢をしてしまいました
 
余命何年かと思う日々です
これくらいは ええじゃろ と

 
デザインは5年前のROOTオリジナルから。。。
当時ままだタブカラーが世に無かった時代です

オリジナルタブカラーを作った時にチョイとデザイン
それは 襟の角度もそうですが
 
一番は襟の先
 
何がオリジナル?かと言えば
この小さな丸みが「手練れ」の技から作られます
 
 
 
パット見て判る様なデザインではないのがミソ醤油
 
襟の先の小さな丸 このラウンドは他では不可能と思います
 
不可能 と言うよりも職人の慣れが必要なのです
 
 
 
もっと大きなラウンドは「型」がありますので可能でしょう
小さなラウンドは職人と深い知見から生まれます
 
 
レスレストン オーダー―会は来月
8月24日 25日の二日間


ロロピアーナから新素材が

ロロピアーナ社から2つ届きました

一つは浜田市のお得意様の麻のパンツ生地
ブラインがとてもオシャレです

 
もう一つの箱にはこの秋からの新素材
カシミア モヘ シルクの3素材の混紡

いい色目です
常に服の元は英国なのです

COARSHAIER コールシェアと読みますか?

カシミア82% モヘア14% シルク4%1

カシミアの贅沢な肌触りとモヘアアのハリを備える新素材
 
久しぶりにジャケットでも創りませんか。。。


贅沢は心地良い それを求める 極める

細番手を競うつもりはありません
極細番手を皆様にお薦めするつもりもありません
 
お勧めするのはお得意様数人の方のみです
 
なにせ非日常的は素材且つ高額です
万人向けの素材とは200%違いますかな値ぇ。。
 
 
今時は何の情報もネット頼りです
 
私もネットで下調べをする事はあります
 
あくまで下調べで基本は経験値を最も重視します
 
先日はスーパー200の生地の話をしました
 
ググってみると中には
「スーパー130を買ってはダメ」というのが有りました
 
・・・
 
本当にダメ であれば 世に存在さえしません
まして 150 170 200等が興隆の時代です
 
書いている人はいつも安い生地を販売しているでしょうか
 
丈夫さが無いのでアウトとの言い分でした
 
・・・それは 丈夫さを求める人用ダケなら正解です
 

 
世の中には贅沢をお求めの方も多いわけでして
 
 
間違いなく細番手は贅沢で丈夫さはありません
 
 
200’Sは贅沢 そのものなのです
 
 
贅沢が出来る方は贅沢をすればいいと思います
 

贅沢なスーツとは 1シーズンで数回着る程度の様です
 
実際にその様な方は沢山いらっしゃいます
 
当店の場合はスーパー150クラスでさえ普通になりました
 
資本主義の中でビエロンに乗る人もあれば。。。
 
 
エルメスを否定しても仕方なき事
エルメス よく値 
 
と私は思います


2019秋冬物 ロロピアーナからスタート

第一便がロロ・ピアーナ社からこの様な容で届きました
本当の正規品はこの様にイタリア本社から届きます

 
中身は最新の2019年秋冬用生地サンプルブック
続に バンチ と呼ばれます

 
バンチ2冊とは別に束 二つ
ジャケットとスーツ生地

 
この数年は高級生地では他を圧倒しつつあります
20数年前ならスーパー150’sで驚いていた時代
今や150は並み程度? 珍しくなくなりました
 
ゼニア ドーメルも頑張って高級生地を発表しています
 

 
昔の様な手法 、、 バリエーションが狭く・・・
 
ロロ・ピアーナは200でさえ多種多様に50種
他社では数種に限られる事が多いですね
 
ゼニアのクインディッチミルミルを凌ぐ風合い
限られた方だけの至宝と言える生地です

 

 
この生地の凄さはやはり肌触り 手触り
 
もっとも判りやすいのはカシミアとの比較です
 
店頭に有名な英国のジャケット用カシミアが有ります
これと触り心地で比べると ビックリします
 
100% 鈍感な方でも 判ります
 
ロロ・ピアーナの200’sを触り
カシミアを触ると カシミアがウールではないのか?
 
そんな感覚を覚えます
 
ロロピアーナの200’sはカシミアよりも高価な糸です
それは原毛の質と技術から生まれる最高峰です
 
もっと250’s というレベルも確かにあります
しかしソレは選択肢のないコレクション
 やっと創ってみましたコレクション
 面白味が無い生地しかありません
 
確かに 高級な生地においては面白味は不要かもしれません
 

 
それは過去の価値観では
 
150Sで紺無地 200でも紺無地ではツマラン
ロロ・ピアーナのようにチェック とは言いません
せめて遠目に無地のバリエーションやストライプ
 
選択肢あっての美スポークの楽しみかと
 
至宝の200’sです

資金力の差が技術と企画の差として具現化されています
 
ちなみに200’sは都内デパートならオイクラマンエン?
当店は えぶりでいろーぷらいす (笑)
店頭でASKねがいます
(デパート他へご迷惑をかけてはいけませんので)


店頭にて アルアル

先日の事です
 
仕上がりの電話での来店のお客様
 
>どれどれ 着てみようか!
と 試着室へ入る時の事
 
毎度様が
 >ところでこのグレーは良かったのかなぁ?
 
>> ? 
>>その質問に 良くなかったと答えられますぅうう?
 
スタッフ全員の(笑声)
 
>>このグレーはサイコウデぇッス
 
カープは最低を目指すか心配ですが
 
当店では常に 最高です と
 
自信を持って言えるスーツを作ります
 
 
と ここで 皆様に質問です
 
ブームに乗り世にごまんとある状態のスーツ屋
その全ての店でスタッフは100%言います
>>良いスーツを作ります
 
「良いスーツ」「良い品」良いETC
 
これの基準は?
 
皆様はどのようにお考えでしょうか
 
高いスーツ? それとも安いスーツ
 
一番の間違いは生地に頼る場合です
 
続きは後日ウダウダと。。。

 


帰国最初のブログも シアサッカーです

はい Gジャンが仕上がってまいりました

 
シアサッカーの黒でセットアップを作られた方のアイデアです
>コレでGジャンのセットアップがオモシロイんじゃ?
 
これが達人 !
 
デザイナーの領域です
 

 
いやはや 脱帽。。。。です
  
仕事も遊びも服も超えてます。。。
 
 
消費者の方々がこのレベルなのです
それなのに
プロ?と勘違いしている我々が 
 
ツマラン様では
 
そりゃ ツマラン 店になりますわねぇ、、、
 
そんな事を思わせる逸品です
  
 
ソルビアッティのシアサッカー
(Gジャン@83000 納期は50日前後)
 
 


コレもシアサッカー 今日はゼニア

出張前に書いていましたが案の定・・UP忘れでした
20日に帰国しております。。。
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今日の達人シアサッカーは黒と紺の組み合わせ
これくらいの色目なら仕事にも と達人のお言葉
シアサッカーもこの様な特徴ある生地は有るようで無いものです
このセンスは流石 ゼニアの奥深さを感じさせますね

袖口の見え方は良いの一つの目安です
真正面から見て袖口が広がって見得るのが証

仕立ては 「細身返し」
これは最軽量の作り方ですがコレが実は難しいのです

単に細身返しならどこの工場でも可能です

その多くは 襟 の保形が出来ていない

なので

見れない顔になってしまいます
襟がめくれて 襟 にならない顔

言葉で説明って難しいですね、、

この様に襟がダラっと開いてしまうものが大半です
イタリア物でも多く見受けられますのでご注意を

襟が開くのは服として 体を成していません
パターンの未熟と縫製の未熟 両方からそうなります

この細身返しは仕事で使われる方は本当にユトリのあるお方向けです
是非 最軽量ンおスーツやジャケットをお試し下さいませ

今日は今から外で一仕事とその後の出張が御座います
1週間程留守をしましますが宜しくお願いします