ヴィンテイジ生地

今日は御客様の仕上がりを見て思った事です

アンティークショップ
ヴィンテイジショップ

貴方の街で見かけるその多くは??かと

何故なら

アンティークの目安は100年前後
ヴィンテイジは50年前後ではなかったかと

「100年前後を経た物で未だ使える物」の店
それがアンティークショップだと思うのですが

多くの店は「中古品」程度の物が多く見られます
家具等も大半がユーズドで「古風な作り」物では?

エドワーディアン風に近年作られたユーズド品
これが一番騙されやすい家具の部類でしょうね

塗装等で年代も不明になればなおさらかと
アンティークは玄人でも判らない世界ですから

さて 服屋ですので生地に関してです

生地ですのでアンティーク生地はこの世には有りません
と言い切っても大丈夫でしょう

なのでヴィンテイジ生地に関してです

50年から70年前の生地で今も使える物
この条件で生地を継続的に集めるのは無理です

英国 イタリア EU圏を頻繁に廻り捜す?
それが出来る人はほとんど居ません

と これまた言い切りです

昭和初期のオーダー屋さんが閉店する時
その店の倉庫を見させて頂きました

本物のヴィンテイジが沢山ありました

使える物は本当に少なかったです

国内の生地卸の方が英国物を販売する事もありました
英国に眠っていた生地を見つけての限定販売もありました

これも一度売れば二度と出てこない
継続的にはやはり無理と言う事ですね

一昨年はイタリアの生地工場に行きました
倉庫に有る古い生地を求めて。。。

確かに良い物がありましたがドレも2m 3m
色柄を絞れば数着から20着が限界です

生地工場のレベルでもこの程度です
と言う事で物の良いヴィンテイジオーダーショップ等は不可能です

ヴィンテイジ風ではどうか?
ま これは好みで判断して頂くと言う事でしょうね

昔の車を復活させました 的な話ですから

ですので やはり 本物は味わいがあります
紡績技術が今地は違う為の意図の太さも味です
コレは業界のレジェンドが見つけた生地で作られた
TITOのセットアップのジャケットです

昔の方が今よりも色合の奥行きが有る
そんな気がしてなりませんね

パンツは2プリーツ ベルトレス

因みに当店の本物アンティーク

アンガーブラザースの銀製品
1800年代後半

1930年代に当時の雑貨屋で売られていたセット
コレはスナップカフスです

コレ以外のヴィンテイジカフリンクスは店頭で販売しております


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です