オーダースーツ:ツルシには無い楽しみ

安売り郊外型スーツ苦戦の中
安いオーダースーツはすこぶる元気の様子
 
・・当社はそれらに比して確実に高いです
高いにも安いにも理由は全て技術故ですが
 
生地?
 
生地よりも技術です
 
生地は安売り屋も何処でも手に入ります
高価な生地程確かな技術でお仕立てください
 
我が愚妻に高級食材を渡しても・・ですから
 
減らず口の余談はさておき
楽しみの一つは色柄ですね
 
コレは安いスーツ屋さんも同じです
単に色柄で差別化をしたい方は当店は不向きですが
 
達人のセレクトはコチラ

 
身長185 W96
大きいサイズですが美しく仕上がっています

 

 
コチラは特価¥143000
 
? 世間的には タックネ?
ボってないかい?
 
そんな印象を受ける人が98%以上かと
 
ネットでは10マンアンダーでで出るゾ!
ボッタクリや値 と思われるでしょうね
 
チェーン店なら9万+オプションで10越えでしょうか
 
画像では解らないのが着心地
これは全て 技術からです
 
そこまで拘らないと言う方なら
当社の作るセカンドで同じ生地でどうぞ
 
それなら世間並価格で10程度です
(良い物を創る知見でセカンドを手掛けます)
 
 
 
オーダースーツもリフォームと同じ魑魅魍魎
価格は不明な世界です
 
貴方の目と肩 体で実際に感じて頂く
これが一番です
 
では皆様の試着をお待ちしております
 
**追記**
良い物 上を知れば下の真実が見えます


ヴィンテイジ生地

今日は御客様の仕上がりを見て思った事です

アンティークショップ
ヴィンテイジショップ

貴方の街で見かけるその多くは??かと

何故なら

アンティークの目安は100年前後
ヴィンテイジは50年前後ではなかったかと

「100年前後を経た物で未だ使える物」の店
それがアンティークショップだと思うのですが

多くの店は「中古品」程度の物が多く見られます
家具等も大半がユーズドで「古風な作り」物では?

エドワーディアン風に近年作られたユーズド品
これが一番騙されやすい家具の部類でしょうね

塗装等で年代も不明になればなおさらかと
アンティークは玄人でも判らない世界ですから

さて 服屋ですので生地に関してです

生地ですのでアンティーク生地はこの世には有りません
と言い切っても大丈夫でしょう

なのでヴィンテイジ生地に関してです

50年から70年前の生地で今も使える物
この条件で生地を継続的に集めるのは無理です

英国 イタリア EU圏を頻繁に廻り捜す?
それが出来る人はほとんど居ません

と これまた言い切りです

昭和初期のオーダー屋さんが閉店する時
その店の倉庫を見させて頂きました

本物のヴィンテイジが沢山ありました

使える物は本当に少なかったです

国内の生地卸の方が英国物を販売する事もありました
英国に眠っていた生地を見つけての限定販売もありました

これも一度売れば二度と出てこない
継続的にはやはり無理と言う事ですね

一昨年はイタリアの生地工場に行きました
倉庫に有る古い生地を求めて。。。

確かに良い物がありましたがドレも2m 3m
色柄を絞れば数着から20着が限界です

生地工場のレベルでもこの程度です
と言う事で物の良いヴィンテイジオーダーショップ等は不可能です

ヴィンテイジ風ではどうか?
ま これは好みで判断して頂くと言う事でしょうね

昔の車を復活させました 的な話ですから

ですので やはり 本物は味わいがあります
紡績技術が今地は違う為の意図の太さも味です
コレは業界のレジェンドが見つけた生地で作られた
TITOのセットアップのジャケットです

昔の方が今よりも色合の奥行きが有る
そんな気がしてなりませんね

パンツは2プリーツ ベルトレス

因みに当店の本物アンティーク

アンガーブラザースの銀製品
1800年代後半

1930年代に当時の雑貨屋で売られていたセット
コレはスナップカフスです

コレ以外のヴィンテイジカフリンクスは店頭で販売しております


待つ子が知ってるスーツの世界

マツコの知らない**の世界
あの番組 
様々なビョウキの人の特集で好きです
 
私どもの世界もかなりビョウキ的でして(笑)
画像はブリブリなブランドのボタンホールとステッチです


かなり熟達な手で施されたホールです値
  
特に女性ウケしないボタンホール等は病の証です
 
バッカじゃないの そんなところに拘って
声には出さずともきっと思ってるでしょうね


ロロピアーナ シルクエアー

過日のツイードと同じ色目ですが
こちらは打って変わってソフトな素材です

カシミア シルク メリノウールの柔らかトリオです

背が高く手の長い方ですね

20年来ネットでオーダーを頂くF様のモデルは常にブリティッシュ
肩はコンケーブドショルダーがお気に入りです


スーツを楽しく ダブルです

様々なカジュアルな服を楽しんだ後です
なんだか スーツが楽しくなって来ました

マイブームはスーツでスニーカーですが
若い世代は靴が新鮮なんだとか

スニーカー集めは終わったそうです
世代間での違いは真逆な・・

足元はさておき スーツですが
その大半はシングルですね

許される職場の方なたダブルも加えたいものです
そお言う私のクローゼットもシングルが大半ですが・・

それだけに ダブルが楽しく感じます

楽しいスーツは世間の中で稀有な存在ですが
センス有る人達には大変喜んで頂けます

生地は艶よりも質感 特に厚みが有る物が楽しいですヨ

来月にはコレでダブルが仕上がって来るぅ。。。


アルフォンソシリカのコート 仕上がりました

昔は英国 今 ナポリ
 
スーツ等テーラードの聖地で「縫われる」アルフォンソ・シリカ
スーツファンならずとも一度は手にしたいオーラがあります
 
今日はスーツではなくコートのご紹介です
 
アルフォンソらしい一着が届きました

 

 

 


大きいサイズでも美しく着易さは完璧です

オーダースーツやジャケットの良さは?
サイズが合う と よく言われます
 
確かに既製品よりは間違いなく。。ですね
 
ですが おおおお大きいサイズと激細なサイズは難易度高し
これは私も失敗した事がありますので・・
真に経験値が物を言いますね・・(苦笑)
 
大きい人は細く見える様に
細い方は少し筋肉質的に見得る様に
 
この二つを心がけております
ジャケットでは一番人気のロロピアーナのツイードです

英国ツイードと比べる色目が違います
やはりこの企画力は資金力。。でしょうね
 

 

綺麗に仕上がりました
単純に大きい数値を入れれば出来るものではありません
 
 
お客様からすればこの書き方は??と思われるかとも
 
当店では価格を抑える為に仮縫いをしません
仮縫いは特別に難しいフルオーダーの場合とご本人のご希望に因ります
 
オーダーシートに数字を記入する その値が肝ですね
 
 
最近のご希望はその多くが
>細目がいいなぁ
>>承知しました
 
 
(とは言う物の それは2㎝? 3㎝?)
というのが本音です
 
サンプルを着てそれを目安にしますが
最期は数値を勘で5ミリから1センチ調性して記入します
 
採寸時の数値をそのまま記入するのではなく
細い方は胸筋を意識して数値を入れたりします
 
大きい方は少しマイナスして細くしていきます
 

 
ここで ファーストとセカンドの違いが出ます
 
細く仕上げても腕の運動量や肩がツッパラナイ
これが良いsuitの仕上がりの感覚です
 
この差は着て頂くしか実感としては判りません
 
画像と言葉は自由に操れますから


アルフォンソ・シリカの背中 Ⅰ

実に美しいッ シリカのアイロンワークとパターン
この背中が 1枚の布で出来ている!!

世界中のスーツやジャケットの背中は
 
2枚の生地で出来ています
 
よね
 
貴方のスーツも私のジャケットも
背中は2枚の生地が縫い合わせてあります
 
ところが
 
シリカは一枚の生地を背中心で「つまむ」事で構築します
 
??と誰しもが思う事でしょうね
私も説明を受けるまでは判りませんでした

普通はこの背の部分は2枚の生地で構成されます
 
コレも2枚ではないのか?
と思うような見え方
 
ですが
 
良く見ると摘まんで縫ってあります

 
いやぁ。。。実に 凄い事を考える物ですね
 
アルフォンソシリカのトランクショウは11月30日と12月1日
是非 お試しくださいませ


オーダースーツ ダブルは少し細く

ダブルはゼニアのシャドーなグレンチェックで

控えめでありながら
 
シングルはブラックなイメージをロロ・ピアーナで

 

 
ひと昔なら100’sでも高級品と言われていましたが・・
今では150’sはロロ・ピアーナでは普及品程度にも!
本当に安くなりました値。。。

 
 

ドレスコードが自由な職場の方は「この手」もお薦めです
シングルとダブルブレストの2着の大人買い。。。
 
好みにも寄りますがダブルはシングルより細くお薦めです
 
仕上がり寸:お腹周りを2㎝から3㎝細くしました
バストは同じにしています
 
このファーストラインで この生地で 2着で
30万ていどは本当に価値ありだと思います
 
同じ生地でセカンドラインで作れば一気に価格は下がります
 
マーケットを見ますと同程度セカンドラインでの作りでも
15万で販売している店は 実は意外と多い様です
 
住宅リフォーム同様にオーダーも解り難いですね¥値
そして それがマカリ通る世界です
 
質と価格を良くよく見極め下さいませ
 
昨日ですが売り場に誤記による生地がありました
 
 
??なんで ¥108000 なの
ロロ・ピアーナ ファーストラインでの価格がセカンド価格で印刷されていました
・・私が印刷した。。ので・・そのままでお売りしました
 
たまにお得な事があります(笑)
 
もう1着あるかもしれません値(笑)


セカンドラインで2パンツ

ファーストラインとイタリア物の研鑽から提案するラインです
こちらも画像の様に非常に綺麗なフォルムを生み出します

ファーストラインは110000~ですが
セカンドラインは5万台~とお求めやすく
仕事で酷使される方々に人気のラインです

基本モデルはクラシコです
肩パットは無で軽く軽く仕上げています
 
セカンドは2パンツで10万アンダー
且つ 完成度の高い物をお求めの方にお勧めです
 
コチラの方もネットでくまなく見られての来店でした
 
ネット・・で情報を得る 今はこの様な時代ですね
全てがネット ネット ネット無くしては・・です
 
ですが 一番大切なのは 価格 ではありません
物はやはり 質 と 美 だと思っております
 
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Luigi Bianchi Mantova Trunk Show
11月16日(土曜日) 17日(日曜日) 
北イタリアで100年に渡り育まれた端正なフォルムをお試し下さい

正確な仕上がりとフォルムはオーダー専用ラインを有するが故です
 
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Alfonso Sirica Trunk Show
11月30日(土曜日)  12月1日(日曜日)
ナポリの手縫いが生み出す個性をお楽しみください 

フルハンドメイド IN ナポリ