2021年春に創ったモデルです
このモデルの為に最高の生地に出会いました
それは アムンゼン です
一般的ではない為に多くの方が知らない生地です
10年位前にイタリア物で珍しく見かけた事はありますが
世界的に知られている生地メーカーでも現在では織っていません
*
このアムンゼンは友人であるイタリアのボットリ社5代目
彼の父が2022年秋冬用に「コレは入れてくれ」と頼んだ生地です
ボットリ社はベルベスト等イタリアのメゾン系に多くを納入する生地屋です
歴史は150年になりますのでそのアーカイブは相当なものになります
そのアーカイブから選ばれた珍しい生地です
日本名があるくらいですので伝統的な生地でもあります
日本名は「梨地」と呼ばれます
生地の表面が梨の様な風紋の様な独特な表情があります
凹凸がある様にも見えますがありません
生地コレクションには8色ありましたがこの色
ベージュと黒の糸で織りあげた色が一番好評とか
靴は黒でも茶でも合いますね
この生地をスーツとパンツ様に購入しこの秋「具現化」したのが画像のスーツです
パンツはHPで販売中ですのでそちらもご覧くださいませ
お陰様で100mの生地はほぼ完売しております
画像の4ボタンダブルスーツの予約で大半が無くなりました
独特な表情は昔見たアルマーニの好みに近いなと思い出し
イタリアへ問い合わせをしてみました
>この生地はアルマーニが買っていない?
>>買ってるヨ
彼の選ぶ生地は遠目では判りませんが凝った表情の生地が多いです
マイシーズン必ずアルマーニのデザインチームが買うボットリの生地
原毛に拘り上質な生地はエルメスの製品を創るベルベストも必ずコレクションに入れている様です
*
そんなイワクツキ生地の4ボタンダブルです
このダブルは1945年
ウインザー候がバハマで着ていたスーツをアレンジ
違うのはボタン位置 フラップ ベントの深さ等です